CAKI-COMMUNE

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社内SEとフリーランスという働き方

メーカー社内SEに転職してみて第3話 IT資産管理ソフトを導入しました

社内SE IT資産管理ソフト

 こんばんは。かじっくす(@tomo345)です。11月となりかなり冷え込んできました。
ブログを始めて4ヶ月。10月はハロウィン効果で6500PVを獲得し少しテンション上がりました。しかし、まだまだこれから。
そんな、11月のトップバッター記事は「慣れる!社内SE」第3話。今回は去年の秋頃に導入したIT資産管理ソフトについて書きます。

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IT資産管理ソフトについて

IT資産とは・・・

 社内で管理するパソコン、サーバ、タブレット、スマホ、プリンタ、ハブなどのネットワーク機器、ソフトのライセンスなど企業活動において必要となってくるIT関連の資産のことです。どの業界においてもこれらの要素は必要不可欠。しかし、IT資産の管理をしっかりと管理できている企業は少ないと言われています。

導入前の会社の現状

 本社と営業を合わせて400台近くのパソコン、サーバは20台ほど持っていましたが管理は手付かず。2年前に作成したコンピュータ台帳も全く更新されておらず最新化するにもかなりの工数がかかる状態となっていました。ここで登場するのが「IT資産管理ソフト」となるわけです。

 

IT資産管理

IT資産管理ソフト

 様々なメーカーから発売されています。昨年あたりからマイナンバー制度の導入にあたってのセキュリティ強化という点でも話題に上がってきました。
「いったい何ができるの?」をまとめると以下のようになります。詳細については後半の「導入して可能になったこと」のセクションに記載します。

 

・IT資産を一元的に管理する

・ソフトライセンスを一元的に管理する

・クライアントの操作ログを取得する

・USBメモリの制御を行う

・リモートデスクトップを容易に行える

 

比較と検討

QND Advance/クオリティソフト

 3社から見積をもらい検討しました。その中で今回は「QND Advance/クオリティソフト」を採用することとなりました。決め手は値段の安さとUIの操作性です。値段は他社と比べて約半額。また元々、IT資産管理分野をメインでソフト開発していた会社ということもあり直近の課題であるIT資産に対してのきめ細かい操作性に惹かれました。

www.quality.co.jp

LanScope Cat/MOTEX

 IT資産管理ソフト業界では最大手。No.1シェアを誇っております。もともとネットワークに長けていた会社ということでログの容量がとにかく少なく、通信にも負荷を与えることがない工夫が取られているそうです。ただし、値段もそこそこするのと若干UIの操作性が悪い印象で直感的な操作ができなかったという点で不採用となりました。

www.lanscope.jp

SKYSEA Client View/Sky株式会社

 藤原竜也さんのCMでおなじみですね。業界大手です。こちらはセミナーのみの参加でしたが操作性もよくかなりUIがわかりやすくなっておりました。価格はLanScope Catとあまり大差はありませんでした。コスト面を考えて不採用となりましたが、当初はSKYSEAでいこうという流れもあったくらいいい製品でした。

www.skyseaclientview.net

導入〜運用まで

 導入自体はサーバ導入から運用まで2ヶ月程かかりました。ただし、全社PCに対してのクライアントモジュールのインストールに至るまでは半年程かかりました。ざっと箇条書きにすると以下のようなスケジュールとなります。

 

・サーバの導入

・試験運用

・社内通知及びクライアントモジュールのインストール

・個別にインストール対応

 

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導入して可能になったこと

IT資産・ソフトウェアを一元的に管理する

 なんといってもこれはかなり便利です!全社のPCを管理コンソールから一元的に管理することができるようになりました。利用者、ソフトウェアとPCが紐付いているので容易にコンピュータ台帳を作成することができます。また、ライセンスDBを使ってライセンスの残数を管理することができ、監査にも素早く対応することができます。
 さらに、バックグラウンドで実行されるインストールモジュールを作成すれば自動で何かのソフトをインストールすることも可能となりました。

操作ログを取得する

 こちらはセキュリティ対策ですね。万が一、セキュリティ事故が発生した場合の原因、影響範囲を後から追えるようになりました。たまに「ファイルサーバのデータが消えたのだけど。」という問い合わせの犯人探しに使用することもあります笑。

USBメモリの制御を行う

 まだ運用までは至っていませんが、情報漏洩を未然に防ぐという意味では必要となってくるでしょう。今後社内通知して、運用していく予定です。 おそらく反発も多いと思うので、トップへの根回しが必要となってくるだろう。

リモート操作が容易にできる

 IPアドレスを調べることなく標準のリモート操作機能可能。ユーザ側との画面共有も可能なので教育もできます。管理側もユーザ側もWin-Winになれること間違いないと思われます。

まとめ

 まだ導入していない中小企業の社内SEのみなさん、声を大にして導入することをおすすめします。メリット自体は管理者側にしかないと言っていいですが、IT資産における最新情報が工数をかけずに出せるというのはかなり大きいです。
また、情報漏洩などのセキュリティ対策にもなるので経営陣の理解は比較的取りやすいかと思われます。

 「いざというとき」、「日常的な業務」を支援するということで100人以上従業員がいれば十分に費用対効果が望めるかと思われます。うちでは、オンプレミスで導入しましたが、「コスト面が気になる・・・」という方はクラウドサービスも用意されているのでそちらをご利用になられたらいいのではないかと。
 各社でデモ機の貸し出しも行っているので、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?

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